backward(s) and in heels

TIME 2017/8/7号に「backward and in heels」という表現が出てきました。

time20170807.jpeg

知らない表現だったのですが、調べてみると面白い由来がありましたので、ご紹介しておきます。

この表現は、女性がハンデを背負っている分野において、男性と同じことを同じだけやっているように見えるけれども、実はプラスアルファの苦労や困難がある、というようなときに使用される表現だそうです。

上記TIMEでの使用例は、今年夏にアメリカで公開された映画 Atomic Blonde で Charlize Theron が格闘シーンを男性と同じように演じた、という部分です。

この表現の由来は、昔 Fred Astaire という有名なダンサーがいてその人の華麗なダンスが有名だったのですが、Bob Thaves という漫画家がイラストに添えたキャプションで、「確かに Fred Astaire はすごいが、Ginger Rogers(Fred のダンスパートナー)を忘れてはいけない;彼女は Fred のすること全てをやっている。。。それも逆さまに(backwards)かつハイヒールを履いてね(in heels)」と書いたのが有名になり、この「backwards and in heels」あるいは「backward and in heels」が表現として定着したそうです。

ネットで他の使用例を調べてみると、単独で「backward(s) and heels」だけが使用される例はあまりヒットせず、Fred Astaire や Ginger Rogers の名前も一緒に持ち出して使用される例が多いようです。

一番有名そうなものとしては、昨年夏当時の Obama 大統領が Hillary Clinton を語ったコメントが見つかりました。

We battled for a year and a half. Let me tell you, it was tough, because Hillary's tough. She was doing everything I was doing, but just like Ginger Rogers, backwards and in heels. Every time I thought I might have that race won, Hillary just came back stronger.

ご紹介しておきます。

変わりゆく英語

このエントリは、その後変わりゆく英語2で間違っていた点を訂正したり、その後わかったことを書き記しています。こちらも合わせてお読みください。

仕事でも英語をよく使うのですが、ここ10年の間に、ネイティブたちが使う英語が変化してきたなあと感じることがあります。

とそんな偉そうなことがかけるようなクチではないのですが、明らかに以前は彼らが使っていなかった単語を耳にするようになりました。

そのいくつかをご紹介したいと思います。
  • performant
    • (コンピュータやチップの)性能がいい、(従業員の)仕事ぶりがいい、といった意味です。以前は「His/her performance is good.」みたいな表現で表していたケースで、「He/she is performant」と表現されているような気がします。
  • takeaway
    • これは以前NHKの「実践ビジネス英語」で取り扱われていたように記憶しています。仕事や経験で「得たこと」「学んだこと」、という意味です。lessonでいいような気がしますが、、、何かしらのニュアンスの違いがあるのでしょう。
  • invite
    • 「招待」。名詞です。アクセントは第一音節にあります([ínvait])。これは特定のケース限定(とあるグループウェアで、会議を設定した時に送られる会議への招待メール)で使用されるように思います。「I sent you an invite.」みたいな感じです。このように新しい用語が使われるようになった仮説としては、おそらくパーティ等への招待状と区別するために、invitationという既存の言葉を使うのを避けたい心理が働いたのではないかと思います(でも構わずinvitationを使う人もいるようです)。
  • ask
    • 見ていて一番違和感があるのがこれ。「質問」「疑問点」というような意味で、「What is the ask?」みたいに使われます。話し言葉で聞いたことはまだありませんが。なぜ「question」とか既存の言葉を使わず、わざわざ動詞を名詞として使うのか?理解に苦しみます。

まあ、日本語も変わっていってますしね。。。「全然大丈夫」なんて表現、だいぶ気持ち悪さを感じなくなってきてしまいました。でも自分では使わないようにしています。「ら」も意地でも抜かないように気をつけてますし。

あ、ビジネス現場の用語ということでいうと、どちらかというと「気付き」とか「見える化」みたいな言葉に近いのかもしれません。これらはビジネス書がこぞって取り上げるようになって、流行り言葉のように使われるようになりましたね。「見える化」なんて、最初聞いた時は動詞に「化」をつけるなんてなんて乱暴な造語だと、違和感しかありませんでした。今ではすっかり日常的に使ってますね(どちらかというとブームが去って、あまり使わなくなってきたかな?)。

扁平足と左利き

突然ですが、私は扁平足です。子供の時からよく歩く方だったのですが、なぜか足の裏のアーチがうまく形成されることなく、この歳になってしまいました。

ですが、特に困ったことはありません。また歩くのも苦になりません。今でも通勤で片道50分以上かけて歩きますし、動きが鈍いということもありません。

で、なぜこんなに力説しているかというと、英語の表現に憤慨しているからです。

扁平足は英語ではflat-footedと言います。そのままですね。

このflat-footedという単語ですが、扁平足という意味の他に、「警戒を怠って」「油断して」「断固として妥協しない」(英辞郎より)という意味があります。

「警戒を怠って」「油断して」という意味は、おそらく扁平足なら何か危険が迫った時に俊敏に動けないだろう、ということから生まれた意味なのでしょうけれども、これは全く持って偏見です。私は先にも書きましたように、人並みに動くことができます(加齢による影響はありますが ^^;)。

「断固として妥協しない」に至っては、もはや足の形状とは全く関係ないので、訳がわかりません。英語の進化の過程で、ひょっとすると過去に実在した人物に扁平足かつ頑固な人がいたのかもしれませんが、もしそうだとすると、世の扁平足の人たちの評判をおとしめた全くもって迷惑な人だということになります。

日本語の「扁平足」という言葉にはこんな変な意味は含まれていないのに、英語でflat-footedという表現に出会うたびに、どうも嫌な気分になってしまうのです。

また、これは私のバイアスがかかっているのかもしれませんが、英語でflat-footedという表現が使われるのはほぼ九分九厘「扁平足」という本来の意味ではなく、「警戒を怠って」というような偏見に満ち溢れた意味で使われているように思います。ううむ。

さて、話は変わりますが、私は左利きでもあります。

左利きは英語でleft-handedと言いますが、ここまで読まれた方はもう予想できますかね。

left-handedという英語には別の意味があります。「不器用な」「ぎこちない」です。

全く、厚切りジェイソン風にWhy English speakers!!!と叫びたい気分です。

私は自分のことをむしろ器用な方だと思っています。なぜに英語の世界では左利きをそんな目で見るのでしょうか?


ということで、私が常々疑問に思っている英単語二つのお話でした。

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宇宙関係の本(正確にはオーディオブック)が最近マイブームです。少し前に下記のオーディオブックを聴きました。

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子供の頃好きだった宇宙の世界。40年経つとまたいろいろわかってきてるんですね。大変興味深く聴くことができました。

そして今聴いているのがこれ。
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カール・セーガン。小学生の時一時期話題でした。

で、今日のaudible.comのdaily dealをチェックしていると、下記の商品が$2.95(正価は$14.95)とのこと。

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これは買うしかないでしょう、ということでついつい買ってしまいました。

こうやってaudible.comとaudible.co.ukのdaily dealに(宇宙関係の本に限らず)ついついつられて買ってしまうんですよね。。。最近はなるべく控えてるんですが、どんどん溜まっていく一方で全然消化しきれていません。ううむ。

英語を勉強していくとフランス語がわかる??

先日出張でフランスに行っていたのですが、とあるレストランのメニューにフランス語で

.... charcuteries/fromages


と書かれてありました。fromage=チーズ、というのは知っている。charcuterieとは、ん?、最近英語で出てきたぞ?確かハム・ソーセージの類だったはず、ということで大体の意味がわかったのでした。

後日charcuterieが出てきた英語の文章を確認したところ、この単語が出現したのはTime 6/19号の下記のくだりでした。

At happy hour, the lobby bar fills with guests nibbling charcuterie and sipping Trump-branded rosé beneath flat screens tuned to Fox News.


一応正確な意味を載せておくと、charcuterieとはCollins English Dictionaryによると「sausage, ham, cold cuts of meat, pâtés, etc.」とのことです。

また同じ出張で別の日にパリの市街を歩いていると「Chaise Longue」と書かれた看板に出くわしました。これも少し前に読んだ英文に出てきた単語です。「背もたれのある長いソファ」だったはず。こちらも帰って確認してみたところ、Mary Higgins Clarkの「Moonlight Becomes You」の一節で、

It's a better place for it, she decided, and get rid of that old chaise...And I'd keep all of Nuala's paintings that she had framed and hung.


という文章からピックアップした単語でした。chaiseは英辞郎によると=chaise longueとあり、chaise longueは「足を伸ばして載せられる、背もたれの付いた長いソファ」という意味とのことでした。

ということで、思わぬところで少し前に勉強した英単語がフランス語の理解に役立ったのでした。

ただ、ということはフランス人の英語学習者は、勉強することなくこれらの単語を(英語式の発音は別途学ばなければいけませんが)最初から知っているということ。フランス人が語彙力においてアドバンテージがあるのは当たり前といえば当たり前ですが、羨ましいですね。。。
プロフィール

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Author:englishlove40
英語を勉強中の40代(♂)です。よろしくお願いします。


受験成績など
TOEIC
2013/01 990
以降何度も受験するが不安定。。。

TOEIC SW
2015/08 S190 W180

英検一級
2014/11 合格(93/113、95/100)

TOEFL
2015/09 99(R28/L23/S24/W24)

Versant
2015/06 68

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