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難読語クイズ

綴りと発音の関係が明確でない英語では、しばしば我々学習者が面食らうような発音の単語に出会うことがあります。

今日は私が最近出会った難読語を、クイズ形式でご紹介したいと思います。

さて、いくつ読めますか?

1. impugn

2. strychnine

3. dengue

4. Psittacidae, Cacatuidae

5. Taoiseach

































答え

1. impugn

発音は[impjúːn]

他の人の行動などに疑念を抱く、異議を唱える、という意味だそうです。gが黙字である上にuが長母音である点が注意です。

TIME 2017/8/28号で出てきました。

time20171119a.png 


2. strychnine

探偵ものの映画・ドラマなどでよく出てくる猛毒のストリキニーネです。
さて、発音は。。。[stríknain]。第一音節にアクセントがあるそうです。アクセント位置さえわかれば、後は素直に読めますかね。yにアクセントがあって、しかも短母音の発音([ai]ではなく[i])というのが、私にとっては感覚に反していました。

これも TIME 2017/8/28号に出てきました。

time20171119b.png 

ちなみにこの記事によれば、ストリキニーネはヒ素やコカインとともに、昔は薬として使用されていたそうです。オソロシイ。。。


3. dengue
一時期よくニュースになっていた「デング熱」。発音は[déŋgi]です。気をつけましょう。[déŋgei]という発音もあるようです。

TIME 2017/8/7号でお目にかかりました。

time20171119e.png 

ちなみにAedes aegyptiも「なんじゃ、こりゃ」ですね。ネッタイシマカ。発音記号が書かれた信頼できるソースがないのですが、

https://www.youtube.com/watch?v=deUOJakFpcQ

こちらを参考に発音記号に起こすと[eiì:di:z idʒíptai]もしくは[eiì:di:z idʒípti:]みたいなかんじでしょうか。

ジカ熱を意味するZikaは素直に[zí:ka]です。


4. Psittacidae, Cacatuidae

TIMEで同時に出現したので、一つの問題にしておきました。

うーん、先ほどのAedes aegyptiもそうですが、こういう学名というか、いかにもラテン語起因っぽい(適当)名前は全く読めませんね。。。
Psittacidaeは「インコ科」、Cacatuidaeは「オウム科」という意味だそうなのですが、実はこれも発音が掲載されている辞書が見当たりませんでした。。。

まずPsittacidaeの方ですが、こちらを参考に:

https://www.youtube.com/watch?v=mnhg8gPQpz0

発音記号を起こしてみると、[sitǽsidai]あるいは[sitǽsidi:]といったところでしょうか。

ただ、インコ好きのフォーラムでも話題になっていて、

http://theparrotforum.com/viewtopic.php?f=12&t=207

質問者は[sitǽsidai]ではないか?と聞かれているのに対して、回答者の一人は[sitǽsidei]と答えられています。

Cacatuidaeはこちらの動画で丁寧に解説されています。

https://www.youtube.com/watch?v=UEGrLxYoh5A

[kæ̀kətú:ədi:]でしょうか。あと、下の動画によると[kæ̀kətú:ədai]という発音もあるようです。

https://www.youtube.com/watch?v=a14CbIAv0S8

これらも TIME 2017/8/21出現です。

time20171119d.png

ちなみにこの数行、見知らぬ(あるいはいい加減にしか覚えていなかった)単語が鬼のように出てきて、おかげでAnkiのエントリが一気に増えました(笑)。

corvid ... カラス科
raven ... ワタリガラス
jay ... カケス
magpie ... カササギ
parakeet ... インコ
lovebird ... ボタンインコ
kea ... ケアオウム
cockatoo ... コカトゥー(オーストラリアやニューギニアに生息するオウム)
cockatiel ... オカメインコ

カケスやカササギがカラスの仲間だとは知らなかった。。。


5. Taoiseach

[tí:ʃək]。アイルランドの首相のことをこう呼ぶそうです。

time20171123a.png 

aoi, s, eaといった綴りの発音がことごとく予想の斜め上を行くものばかりで気が狂いそうです。

ところでアイルランド人の名前は英語ネイティブ(アメリカ人?)にとっても読めないものが多いらしく、こんな動画を見つけました。

https://www.youtube.com/watch?v=uUteMtNhe3g

下記の人名が問題として出されていました。

Tadgh, Roisín, Saoirse, Caoimhe, Eoghan, Mairéad, Niamh, Grainne

確かに読めません。正しい発音を聞いてネイティブが皆さん卒倒しているおもしろ動画ですので、ぜひご覧ください。この動画を見ていると、Taoiseachの発音が可愛く思えてきました ^^;




いかがでしたでしょうか?英語は綴りと発音の関係が決まっていませんし、日本語のふりがなのように簡単に読み方を伝える方法がありませんので、一つ一つ地道に調べて身に着けていくしかないですね。(im-PUNE, STRIK-nine, DEN-ghiのように綴り字で伝える方法はありますが、https://en.wikipedia.org/wiki/Pronunciation_respelling_for_Englishによるとメディアなどによって表記が異なるようで、統一したルールがないようですので。。。)。




最後に、これは数年前にTIMEで出会った単語で、辞書で発音を見て思わず天を仰いだものをご紹介しておきます。

indict

簡単に読めるように見せかけてそうではないところがいやらしい。。。解答はまた次回!ではでは。




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変わりゆく英語(actor)

昔々"actor"は男性の俳優、と習いました。女優さんは"actress"でしたね。

ところが最近下記のような文章に出会いました。

time20171118.png

MnuchinさんはTreasury Secretary(財務長官)です。男です。

最初この文章を読んだ時、Scottish actorと結婚とあるので「男同士の結婚?さらっと書いてあるけど、今時珍しくないからか?」と思ってそのまま読み進めました。

ところが最後までそのことについては触れられず記事は終わり。男性同士の結婚は珍しいことではないとはいえ、普通はさりげなく言及されるよなぁと思って見返してみると結婚相手の名前はLouise、女性の名前です。

そこでようやく今や女優のこともactorということに気づいたわけです。

Steward/stewardessをcabin attendantといったり、cameramanをphotographerといったりするのは本質的に男女が関係ない職業なのでわかるのですが、男優・女優は基本的にはそれぞれ男性・女性の役しかしないわけで別の名称でも構わないと思うんですけどね。それともactorという-orで終わる本来ジェンダー関係ないはずの名前が男性のみに用いられていたことが問題だったのか…。

日本語でも俳優というと昔は男性のことでしたが、今は男女に関わらず俳優と言いましょうという動きがあるようですね。日本語の場合はジェンダーニュートラルな俳優という単語は男女関わらず用いて、区別をしないといけない時は男優・女優という単語が別にあるので便利ですね。

英語で区別しないといけない時はどうなんでしょう。male actor, female actorになっていくのでしょうか?

ところで余談ですがMnuchinさんの名前読めますか?Wikipediaによると/məˈnuːʃɪn/だそうです。読めませんね…。

語彙力を測定しました

前回の測定から3ヶ月たち、久しぶりに語彙力を測定しました。
vocab171105.png
と、なんと驚きの20000語!!!

実はここ数ヶ月ほどは、多読とボキャビルを一ヶ月おきに交互に行っていました。多読で出会った単語(下線を引いただけ)を調べたり覚えたりする時間が全く取れていなかったので、8月と10月は多読は一旦お休みして、Ankiというアプリに単語(主にTIMEで出会った単語)を調べては入力し、覚えるという日々でした。

その成果が出たといえば出た形にはなっていますが。。。正直なところたまたまTIMEに出てきて覚えた難単語がちらほらヒットした感じで、前回から2300も増えた(4月から比べると4300も増えた)実感はないです。。。8月も同じようなことを書いた気がしますが^^;

ただ、何も成果が出ないことを考えると素直に嬉しいです。今月は多読月。Ankiは復習だけにしてガシガシ読んでいこうと思います。未読TIMEもだいぶ溜まってきてしまいました。。。

似た英単語

我々学習者にとって、似た英単語は悩みの種です。英語を学習したての頃はrice/lice、hat/hotなど、「ほら、lとrの違いや母音の違いで、全く違った意味になるんだよ」と習ったりしますが、英語を習い始めて早ウン十年、それでもちらほらと「え?こんな似た単語があるのか。。。」なんていうことがよくあります。

今日はそんな、「割と高難度の単語のそっくりさん」をご紹介したいと思います。

1. blandish/brandish
blandishは「だます、丸め込む」、brandishは「見せびらかす」という意味です。brandishは最近見かけたのですが、blandishはあまり見た記憶がありません。。。

2. flagrant/fragrant
flagrantは「目に余る」、fragrantは「よい香りの」
fragrantは難易度もそんなに高くない単語ですし、名詞形fragranceは日本語でも使われるくらいの馴染みのある単語だと思いますが、発音を間違えると変なことになってしまいます。。。

3. corroboration/collaboration
corroborationは「裏付け」。collaborationは「協力」。
この2つはlとrだけではなくその直後の母音の発音も違います([kərɑ̀bəréiʃən]と[kəlæ̀bəréiʃən])ので、声に出す際は要注意です。

4. inclement/increment
inclement([inklémənt])は「天候などが荒れた」(形容詞)。increment([ínkrəmənt])は動詞もしくは名詞で「増加(させる)」。
この2つはlとrだけでなくアクセント位置も違う(おまけに品詞も違う)のでリスニング時に混同することはないと思いますが、逆に前者を声に出す場合はしっかりアクセント位置を意識する必要があります。

5. ostensibly/ostensively
最近TIMEで見かけてびっくりしたのがこれ。ostensiblyって確か「表面上は」という意味だったなあ、と思いながら念の為に辞書を引いたところ全く違う意味が出てきたので、「やっぱり辞書で確認するのは大事だ」と納得しながら原文と見比べたところ、実は綴りを間違って調べていたことがわかりました。
ostensiblyは私の記憶違いではなく、「表向きは、表面上」。一方で私が間違えて調べたのはostensivelyで「具体的に」という意味でした。
ostensivelyは辞書上で見ただけですので、もし今度見かけるようなことがあったら記録しておこうと思います。

番外編
ところで飛行機に乗ると機内アナウンスで一通りの注意やお願いごとがあった後、「Thank you for your cooperation」で締めくくられるのですが、これが「Thank you for your corporation」に聞こえてしまうことがよくあります。もう少し最初の音節で二重母音を意識して、ふたつ目のoをしっかり口を開けて言い直そうよ、と発音にうるさいおじさんはつい思ってしまうのでした。。。
プロフィール

englishlove40

Author:englishlove40
英語を勉強中の40代(♂)です。よろしくお願いします。


受験成績など
TOEIC
2013/01 990
以降何度も受験するが不安定。。。

TOEIC SW
2015/08 S190 W180

英検一級
2014/11 合格(93/113、95/100)

TOEFL
2015/09 99(R28/L23/S24/W24)

Versant
2015/06 68

TestYourVocab
2014/07 14000
2014/08 12200
2014/09 12100
2014/12 12800
2015/02 14500
2015/05 14600
2015/08 15300
2016/01 14700
2016/03 15400
2016/07 15600
2017/04 15700
2017/08 17700
2017/11 20000

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